南イタリアのプーリア州、カラブリア州、カンパーニア州などで作られる、リング型のタラッリーニです。
今回は小さいのを作ったので"Tarallini"ですが、大きめのものだと"Taralli"となります。
さらに、これは複数形の形のため"Tarallo"や、"Tarallino"と表記されていることもあります。
でも大きさ、単数・複数が違うだけで、全て同じものです。
タラッリーニと似たお菓子でグリッシーニがお馴染みですよね?
日本では、レストランや、バールなんかでもグリッシーニをよくみかけますが、イタリア、特に南イタリアではどちらかというとこのタラッリー二の方がメジャーだそうです(もちろん南イタリア人の意見です)。
このタラッリーニには、酵母を使うレシピと使わないレシピがあります。
酵母を使う場合、イタリアではビール酵母を主に用いるようです。イタリアには古くから受け継がれる酵母を今もなを大事にされている方たちがいらっしゃるようで、そのおばあちゃんたちが作るタラッリは、私も頂いたことがありますが、味だけでなく香りも!格別です
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EXVオリーブオイルも重要です。
日本のスーパーでたまにみかけるタラッリーニは、物にもよりますがEXVオリーブオイル以外の、怪しい植物性油脂が使われている場合があります。味はまさにスナック菓子
元々は美味しいオリーブが採れる地域で作られていたタラッリーニも、工業製品として世界中に広まっています。
それ自体はいいことですが、、、
美味しいEXVオリーブオイルで作った場合、タラッリーニは焼いた後でもほんのり緑がかっているのが分かり、香りが違います
そして地域によって様々な種類があります。
私がよく食べさせてもらったのは、何も入っていないプレーンなものや、カラブリア州でよく作られるアニスシードやフェンネルシード、ぺペロンチーノを使ったものです。
その他、玉ねぎが入ったもの、アーモンドが入ったもの、さらにプーリア州では甘いタラッリもあるようです。
子供たちはおやつとして、大人たちはビールやワインと一緒に、、、
お菓子というよりおやつやおつまみといった感じでしょうか
食べだすと止まらないタラッリーニをおひとつどうぞ